百首たてまつりし時                 惟明親王

鶯のなみだのつららうちとけてふるすながらや春を知るらん



     だいしらず                       志貴親王

岩そそぐたるみのうへの早蕨のもえ出づる春になりにけるかな




     百首歌たてまつりし時                前大僧正慈圓

天の原富士の煙の春の色の霞に靡くあけぼのの空




     崇徳院に百首歌たてまつりける時        藤原清輔朝臣

朝霞深く見ゆるや煙立つ室の八島のわたりなるらん




     晩霞といふことをよめる              後徳大寺左大臣

なごの海の霞のまよりながむればいる日をあらふ沖つ白波







☆後徳大寺左大臣の歌のスケールの大きさが印象的。 だけれど「なごの海」の春の霞の間から見える夕焼けという穏やかさと柔らかさがある。 
 
 

   

 
 
 
最近職場の同世代に敵が増えてきているような気がする。
人の「気」には敏感な方で
その人間が自分に対してどういう感情を持っているか肌で感じる方。
まあある意味妄想。
そんなんで最近敵が増えてるなあと感じる今日この頃。


はっきり言って仕事は王道でやってますので
人に恨まれるような過ちはやってませんので

まあおそらくはやっかみだろうということで
そういうすかれたり嫌われたりも含めて全て受け止めて飲み込んでこそ
腹も据わるってもんだろうと


自分が正しいと思うことをどれだけ通していけるか
(もちろん社会的にも正しいことを)


30も半分を過ぎたいま

それくらいの筋は通していかないとのこりの人生薄っぺらくなります。
 
 



 
                          藤原秀能 

夕月夜潮満ちくらし難波江のあしの若葉にこゆるしらなみ

 
 
 
     春の歌とて              西行法師

ふりつみし高ねのみ雪とけにけり淸瀧川の水の白波
 
 


 
                          源重之

梅が枝に物うき程に散る雪を花ともいはじ春の名立に




                          山部赤人

梓弓春山ちかく家ゐしてたえず聞きつる鶯のこゑ





                          よみ人知らず

梅が枝に鳴きてうつろふ鶯の羽しろたへに淡雪ぞふる

 
 
 
 
 
 
☆26歌は切継ぎの影響による序列の乱れだが、他では雪の気配が遠のいて鶯の鳴き声がしきりである。とおもったら、鶯の羽に淡雪がふる。季節は行ったり来たり。現実もそうだ。
山部赤人の歌は鄙に来た時の心持ちでとても共感できる。覚えてくちずさみたい物だ。 
 


 
 
 
     (だいしらず)                  よみ人知らず

いまさらに雪ふらめやもかげろふのもゆる春びとなりにしものを




                               凡河内躬恒

いづれをか花とはわかん古郷の春日の原にまだ消えぬ雪




     家百首歌合に、余寒の心を        摂政太政大臣

空はなほ霞もやらず風寒えて雪げにくもる春の夜の月




     和歌所にて、春山月といふ心をよめる      越前

山深みなほ影さむし春の月空かきくもり雪はふりつつ




     詩をつくらせて歌にあはせ侍りしに、水郷春望といふ事を
                               左衛門督通光

みしまえや霜もまだひぬあしの葉につのぐむ程の春かぜぞ吹く
 
 
 
 
 
 
☆やっと少し風が温みて春の気配です。「春」が来るまでは意外と長い。
 
 
 




     日吉社によみてたてまつりける子日のうた         (俊成)

さざなみやしがの浜松ふりにけり誰が世にひける子の日なるらん




     百首歌たてまつりし時                藤原家隆朝臣

谷川のうちいづる浪も声たてつ鶯さそへ春の山風





     和歌所にて、関路鶯といふことを         太上天皇

鶯のなけどもいまだふる雪に杉の葉しろきあふ坂の山




     堀河院に百首歌たてまつりける時、のこりの雪の心をよみ侍りける
                                   藤原仲実朝臣

春きては花とも見よと片岡の待つのうはばに淡雪ぞふる




     だいしらず                       中納言家持

まきもくのひはらのいまだくもらねば小松ヶ原にあは雪ぞふる

 


 
☆まだ雪が降ってなかなか春らしくなってきませんが、それでも鶯が鳴き始めました。
 
 
 


 
 
     だいしらず                    山部赤人

あすからは若菜摘まんとしめし野に昨日も今日も雪はふりつつ




     天暦御時屏風歌に               壬生忠見

かすが野の草は緑になりにけり若菜つまんとたれかしめけん




     崇徳院に百首歌たてまつりける時、春の歌     前参議教長

若菜つむ袖とぞみゆる春日野の飛火の野べの雪のむら消え




     延喜御時屏風に                 紀貫之

ゆきてみぬ人もしのべと春の野のかたみにつめる若菜なりけり




     述懐百首歌よみ侍りけるに、若菜      皇太后宮大夫俊成

沢におふる若菜ならねどいたづらに年をつむにも袖はぬれけり




☆俊成の歌は手の込んだジョーク。「若菜つむ我が衣手は露に濡れつつ」を引き合いに出しながら、若菜を「摘む」のではなく、年を「積んで」老いた我が身を嘆いて涙を流す。
しかしジョーク以上の余情は感じない。
 
 


 
 
だいしらず                  俊恵法師

春といへばかすみにけりな昨日まで浪まにみえしあはじ嶋山




                         西行法師

岩まとぢし氷もけさはとけそめて苔のしたみず道もとむらん



 

                         よみ人知らず

風まぜに雪はふりつつしかすがに霞たなびき春はきにけり




時はいま春になりぬとみ雪ふるとほき山べに霞たなびく




     堀河院御時、百首歌たてまつりけるに、のこりの雪の心をよみ侍りける
                         権中納言國信

かすが野の下もえわたる草の上につれなくみゆる春のあはゆき
 
 
 
 


 
 
一日に五首ずつ和歌を写していこうと思う。
手で書くのがよいのだけれど
こうして人に見られているところでできるだけ継続していく。
古人は勅撰集の和歌を全てそらんじていたという。
そこまでたどり着くには遙か遠いのだけれど
遠くても一歩を踏み出せば
一歩分だけ近づくことができるだろう。
そしてもしかしたら
気づいた時には目指していたところにずいぶんと近くなっているかもしれない。



春歌上

     はるたつ心をよみ侍りける         摂政太政大臣

1 み吉野は山もかすみてしら雪のふりにし里に春はきにけり



     はるのはじめのうた             太上天皇

2 ほのぼのと春こそ空にきにけらしあまのかぐ山霞たなびく


     百首歌たてまつりし時、春の歌      式子内親王

3 山ふかみ春ともしらぬ松の戸に絶え絶えかかる雪の玉水


     五十首歌たてまつりし時          宮内卿

4  かきくらし猶古郷の雪の中に跡こそみえね春はきにけり



     入道前関白太政大臣、右大臣に侍りける時、百首歌よませ侍りけるに、
     立春の心を                  皇太后宮大夫俊成

5 けふといへばもろこしまでも行く春を都にのみと思ひけるかな
 
 
 




水は大事。

2011年5月17日 ガレージ

 
 
 
まだチャリ通続いてます。
まあ週に2度くらいだけれど。

だんだん暑くなってきたのでボトルとホルダーを買って付けました。
ボトルにはポカリを作って前の晩に凍らせておきます。

昨日はそれほど暑くなかったけれど
それでも走っているとのどが渇いてくる。
のどが渇いてくると疲れがたまってくるのが分かる。
信号待ちの間に二口ほど水を飲んで再スタート。
すると不思議と疲れは軽減される。

職場に着いても疲れがあまり残らない。


やっぱり水は大切だね。

 
 



 
 
 
お風呂に30分入る。
入りながらゆっくりと呼吸を整えて
頭の中心の中のいろいろなものを整理していく。
はじめは一日のいろんなことがあたまの中を巡るけれど
そのうちだんだん落ち着いてきて
心の中に残っている気がかりなことも
解決策が見えたりもしくはフェードアウトしていったりする。

からだが十分に温まって軽く汗が出てきたら風呂から上がってストレッチ。
背中や肩や腰の硬直をほぐしていく。

昨日はつかれすぎてこれができなくて
今日はまるで二日酔いのような頭痛が朝一番に襲ってきた。

もうこの年になったら
心を鍛えるのではなく心を毎日掃除して整理していくことが一番だ。
 
 


 
 
 
朝起きて
トースト焼いて
珈琲いれて

おかずは
アボカドをつぶして
シーザードレッシングで和えて
それにゆでたエビをまぜてできあがり。
レタスをボウルに仕立てたお皿に盛りつける。

シンプルだけど
めっちゃうまいで。
やばいって。
 
 
 




 
 
行きはよかったんですよ。
今までになく快調だったのは
二日間酒を断っていたから。
坂道もなんのその。
平均速度も最高。

今日は学校全体で体力測定で
自分は反復横跳び57回を記録し
握力は左右とも58キロで
体前屈は+48センチだった。

そしてその後部活をし
ろくな準備運動もないまま生徒とガチ勝負。

そしてそのあと帰宅。

ところが帰りはからだがすごく重い。
自転車がなかなか進んでいかない。
西風が非常に強くてきつい。
そして体に乳酸がたまってる。

結果
ふだんより10分多くかかって
やっと家にたどり着いたのでした。

 
体重計に乗ったら
朝より3キロ減ってました。





 
 

 
 
 
福島ナンバーの車に乗っていたらインターチェンジで文句つけられたとか
福島の人たちが避難している温泉地において温泉に入るのを拒否した人間がいるとか
学校でいじめられるとか家にいたずら書きされるとか


ふざけるな。


なんだ。

CMでみんないっしょだとかみんなでがんばろうとか
けっきょくことばだけじゃん。


完全に矛盾してるじゃん。
 
 
本当にふざけるなと言いたい。


そんな我が家は

今日スーパーで
売れ残りぎみの茨城県産のチンゲンサイを買いました。
 
 
 
 



三日連続で。

2011年4月17日 稽古場

 
 
 
剣道はさすがに体に応えますね。
脚がパンパン…。
 
 
 



 
 
 

自分のことだとか自分の所属する組織のことばかりに気を取られている状態は
とても視野が狭い。
自分はただの「点」だし
組織なんてほんの小さな円にすぎない。
そんな小さな視界の中でなら
ほんの些細なことでも大きく見えてしまう。

今のことしか考えていないなら視野は止まってしまう。
過去のこと未来のことを思考の幅の中に入れるなら
視野は次元を増す。


そういう視野を自分は持ちたい。

ひっそりと息を吸いながら思考回路をなでてみる。
 
 
 



 
自転車買っといて 
せめて一度くらいは走らないとねえ。

というわけで
自転車で仕事に行ってみました。
自宅から仕事場まで18㎞あまり。
行きの所要時間70分。
途中に長い坂道が3カ所。
でも平均時速は20キロでした。
信号待ちの時間が長かった。

帰りはその坂道を下れるわけで
所要時間は休憩込みで60分。
それでも下り坂あれば上り坂があるわけで
結構きつかった…。

でもこの時期
天気はいいし空気は気持ちがいいし
自転車で走るにはベストです。

体力的にも気持ち的にも余裕が出てきたら
もっと楽しめるんじゃないかな。

早さを競うものじゃないから
できるだけのんびりと走りたいものだ。
 
 



 
 
 
今日のお昼ご飯。
塩鶏は以前はなまるマーケットで紹介されてました。
http://www.tbs.co.jp/hanamaru/recipe/recipe20110209-1.html
まずはこれをつくる。

フライパンでニンニクを香りだしして
唐辛子を加えたら
ほうれん草と塩鶏をほぐしたものを入れて
彩りに赤パプリカなども入れて炒める。
パスタのゆで汁をいれて油分を乳化させて
ゆであがったパスタを入れて
塩こしょうオリーブオイルで味を調えたらできあがり。


この塩鶏が本当にうまい。
しかも何にでも使える。
ペペロンチーノのニンニクをもっときかせればよかったなあ。

 
 


 
 
 
地震から2週間以上たって
首都圏はほぼもとの生活を取り戻しているように見える。
計画停電もここのところ実施されないし
ものも流通するようになってスーパーとかの品揃えも落ち着いてきたようにみえる。

でも
まだまだ被災地の状況は凄惨な有様。
テレビや新聞でその状況を知ることはできるけれど
ただテレビを見た新聞を読んだだけで
被災地のことが分かったつもりになってはいけないと思う。

どれだけ苦しいことがあるか想像してみる。
まだ避難所で寒い思いをしている人はたくさん居る。
寒いだけじゃない。
何百人も居る体育館のなかで寝起きする落ち着きのなさ。
共同で使うわずかなトイレのきたなさ。
何をするにも不自由な状況。

今自分は
トイレに行きたければトイレに行けるし
鼻がかみたければ鼻をかめるし
何か食べたければすぐに食べられるし
ほしい物は手に入るし
仕事はできるし遊ぶこともできる。


どれだけたくさんの苦しみが東北の人たちの身に降りかかっているか
それを想像し続けられるか
そういうことが大事なんだと思う。

つまり
思い遣る
ということ。
 
 
 

自転車のってますよ。

 
 
自転車通勤に向けて毎日トレーニング中。
昨日は自宅から30分かけてあたりを一周。
前の日のつかれもあったのかちょっとつらかった。

今日は246で自宅から長津田まで。
通勤経路。
車で通勤する時はそこまで30分以上かかっている。
渋滞でかなりつまる。
今日自転車で行ったら
30分。
初めてにしては上々。
このぶんなら問題なく通勤できそう。
しかも
だんだん慣れてきたおかげでお尻も痛くない。

帰ってきたら早速パーツが届いた。
車体と同じ色の純正スタンド。
Amazonやら楽天やらでいろんなものを頼みまくったので
これから届くのが楽しみだ。

大人の趣味って
やはり金がかかるよね。
 
 




 
 
朝の連ドラ「てっぱん」を見ていたら
うまそうな親子丼が出てきたので
無性に食べたくなった。
晩ご飯は親子丼に決定。

買い物に行ったら程度のいい鰺が安かったので
鰺も購入。

このまえ「ためしてガッテン」で
洋食で使うナイフで簡単にきれいに魚をさばく方法をやっていたので
自分もやってみたら
すごくうまくいく!!
みるみるまに3匹さばいてしまいました。
一匹は刺身用。
もう二匹は次の日の鰺のフライ用に。
さばいた後で気づいたんだけれど
アジフライは背開きじゃなくて腹開きだったんだね。

刺身をうちのかみさんは食さないので
キュウリとショウガを刻んで
三杯酢をかけて酢の物に。
思いっきり夏っぽいおかずになってしまった。

親子丼は
まず割り下を作る。
だし2(白だしという液体簡易だしを使ってしまっている)
酒1
砂糖1
薄口醤油2
水3
の割合で。

鶏モモは5mmくらいの薄切りに。
長ネギ一本斜め切りでざくざく。

うちには丼物用の小さいフライパンがないので
厚焼き卵焼き器で(そっちのほうが普通はあまりないか)。
まず割り下をお玉二杯分。
それが沸騰したら
鶏モモを入れる。
7分目くらいまで火が通ったら長ネギを入れる。
長ネギもくたっとして鶏肉にも9割くらい火が通ったら
溶き卵を入れる。
ここからが勝負。
溶き卵がだしを抱え込んでかたくなるように
うまくフライパンを動かしてだしと卵を一体化させる。
7分目くらいまで卵が固まったらできあがり。

ふわとろの親子丼。


久しぶりの親子丼はくどくなくてでもボリュームがあって
なかなかいいね。








1 2 3 4 5 6 7 >

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索