特許。

2005年11月10日 リビング


 
 
 
 
 
 
俺は人の愚痴の聞き役になることが多い。
 
何か苦しいことや悩みや弱いところを持っている人が
俺の近くに寄ってくる。
 
強い人やモテル人やできる人は
俺にはあまり興味を抱かないみたい。

俺も
強い人やモテル人やできる人には
あまり信頼を抱かない嫌いがある。
強い人間は
弱い人間の抱える苦しさに共感することはできないと思うから。

 
俺は弱い人間だから
弱い人の抱える苦しさがやはりいとおしい。
その弱さに価値があると思っているし
その苦しさを何とかしてやりたいと思う。
でも
俺が直接にその弱さに何かの作用を及ぼすことはできない。
ただ聞くだけ。
受け止めるだけ。

何もしようとしないから
ただ受け止めることしかできないから
だからかえって
安心してくれるのかもしれない。 
 

俺は弱い人間なのに
どうしても強がってしまう
だから
人に自分をさらけ出して弱いところを見せることがどうしてもできない。
ときどき
人には強い人間だと思われしまう。 
 
ほんとうは
どうしようもなく弱い人間で
何もできなくて
何もなくて
 
でもそれをさらけだせない。
愚痴もいえない。
甘える事もできない。
弱みを見せる事もできない。
誰かにすがる事もできない。
 
弱い自分を許せなくて
そういう自分を殺してしまいたくて
 
毎日ひとりで
あたまの中で
何回も何回も自分を殺して生きている。
 
 
 
どうして
ひとの弱さは認められるのに
自分の弱さを許せないんだろうね。
 
それは
今まで一度も
弱い自分を
許してもらえた経験がないから。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 

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