補足。
「切」は「切実」とか「切迫」とか「切羽詰る」とかの「切」。
また「親切」の「切」でもある。
「ない」は接尾語で
「切」が「ない」という意味ではない。
つまり
何かがあふれて迫る。
迫った結果苦しさを感じる。
一方、迫って接近する。
そういう意味。
「かなしさ」にしろ「つらさ」にしろ「むなしさ」にしろ
そういう感情が迫ってきてあふそうなのが
「切ない」。
でも
幸せな感情があふれて「切ない」とはいわない。
なのに「切なさ」に
何か甘い雰囲気を感じるのは
「悲しさ」とか「つらさ」にしても
そういう負の感情で満たされた状態というのは
一種の自虐的な「満足感」なんじゃないかなと思う。
例えば寒さに震える時に冬らしさを感じるような。
そういう時も「切なさ」を感じるでしょ。
そういう俺は
昨日は「疲れ」と「虚しさ」で
切なかったです。
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