こんなことをしてみたい。
2005年11月29日 書斎生徒に小説を書かせてみたい。
でも
いきなり小説を書け
というと
きっと連中は
剣と魔法を書き始めてしまうから
だから
10年後の自分をテーマにして書いてみろ
とやってやる。
小説を書くのは難しい。
何回か脚本を書いた経験からそれはわかる。
平凡な人間の想像力なんてたかが知れている。
だから
書こうと思うテーマにそって取材しなければならない。
そして
小説の中で何をドラマとするか
それを考えなければならない。
たぶん最初は失敗する。
だけれど
書こうと苦しむことで
今世の中に腐るほど小説はあるが
それらを見る目がガラリと変わるはずだ。
その小説のどういうところがすごいのか。
どうすればこういうドラマを書くことができるのか。
この作者の文体はどうなっているのか。
さらに
現実を見る目が変わってくる。
目の前に大勢いる人間達は一体何を考えて生きてるのか。
何で人間は喋ったり笑ったり怒ったりするのか。
人間達が一杯あふれているこの世の中は一体どうなっているのか。
そういう風に小説を読み始めたら
また同じ課題を出してやる。
10年後の自分を題材にして小説を書け。
そうしたら
最初とは全く違うものが出来上がるんじゃないだろうか。
それを
3年間続けたら
彼等は一体どんなものを書くようになるだろうか。
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