よのなか。

2005年12月30日 ガレージ


 
 
 
 
 
 
 
 
新聞が今年を総括している。
「改革」が断行されて
今までの世の中のシステムが
どんどん更新されていった。
少数の「勝ち組」がますます勝つ一方で
「負け組」がどんどん増えていっている。
競争がさらに激しくなっていく一方で
競争をしながら何で生きていかなくちゃいけないのか
その答えがわからない空虚な世の中になってきてる。
その結果
内容のないものを平気で人に押し付ける騙しあいばかりの世の中。
悪質リフォームしかり列車脱線しかりマンション偽造しかり。
真面目にやっていたらおいていかれる。
要領がよく頭がよく面白いそういう連中が「勝ち組」になる。
みんな「勝ち組」になりたいから
能率のよさとか楽な方法だとかそんなことばかり考える。
「ドラゴン桜」なんてその最たるものだ。
「負け組」連中は
自分より弱い存在を探したがる。
そういう結果だかどうかはしらないけれど
「この子がいると自分がだめになりそうだったから殺した」
と言って
塾の中で小学生を殺してしまう。 

でも
世の中ばかりじゃない。
自分自身もそういう流れに巻き込まれている。
評価されようと思って必死に仕事をするけれど
なかなか思うようにはいかず
適当な仕事で当座をしのぐこともあり
授業では能率のいい勉強の仕方ばかり教えて
本質的なところを伝えられない。
「自分はなにもできない」という不安を
心の奥で誰かに不満を抱くことで解消しようとする。
さらに閉じこもり外界を遮断して
自分の中だけで自分を正当化しないと明日を迎えられない。
空虚な競争の中で
結局自分の存在価値を見出せない。
 

日本はこのまま衰退していってしまうのかな。
どうしようもない所になってしまうのかな。
俺もこのまま何も生み出せないまま年をとってしまうのかな。
先には何もないのかな。

 
 
そうならないように
もっともっと「頑張らないと」いけないのかな。
 
 
 

 
 
 
 
 
 

 
 
 

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