教師という
今の自分の職業を
一種のビジネスとして考えている
というと
「なんと不心得なことを」
と思う人もいるかもしれない。
ビジネス
といっても
別に金儲けのために教師をやってるんだ
という意味じゃない。
むしろ
今現在あまり収入には頓着してない。
教師という職業を
ある意味特別視せず
他の職業と同じ次元で見ようとしているだけである。
学校が荒れまくっているといわれる今のご時世でも
教師というと
聖職として見られることが未だにある。
それは
立派な職業
というよりは
子供相手で
専門職のようで
でもだれでも口を出せるようで
なのに閉鎖的で
特殊な職業。
教師という職業には
教師独特のやりかたや文化があって
教師の似合う人種がいて
教師しかできない人種があつまっている
そう見られているように思う。
だからこそ
教師という職業を
普通の職業として捉えたいのだ。
ただ
教師の特殊なところは
子供たちを育て上げるという人事教育を行い
教室という場を管理するための事務を処理し
クラスという集団を動かす管理職であり
子供たちの心理をケアするカウンセラーとなり
さらに
学校という組織の中でそれぞれ細かい部署に分かれ
また倶楽部や委員会というプロジェクトの統括となり
教科教育の研究者でもあり
部活を持てばコーチとなりマネージャーとなり
まさに
一人で何役もこなさなければならない。
そこが他の職にはあまり見られない特殊さだと思う。
しかし
ひとつひとつの仕事内容は他の職と通じるのだ。
そこに
他の職業から様々なヒントを得て
他の職業のノウハウを導入するのが非常に面白い。
特に
生徒の心を動かすためには
企業の管理職のノウハウは非常に参考になる。
クラスを運営するための計画の立て方は
プロジェクトの企画方法と通じるものがある。
たヾ子供が好きだから
という理由で教師になったわけではない。
この仕事が一番やりがいがあると思ったからだ。
従来どおりのやり方で教師をやろうとは思わない。
そもそも「教師らしい」といわれることが何より嫌いだ。
なんとなく惰性で仕事をしたくはない。
現実の問題を見据えて
それこそあらゆる手段を使って
一番理にかなった方法で
「教師」というビジネスを成功させる。
一度
企業に入って何年か仕事をしてみたいなあとも思う。
営業や商品企画やマーケティングを通して
自分の能力というのを開拓してみたい。
そういうところで
どれだけ通用するのかを試してみたい。
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