VS保護者。

2006年1月14日 テラス










生徒の保護者とのやり取りには気を使う。
しかし
すべて言いなりでは何の藝もない。

今日は受験前で学校に来ない生徒に代わって
調査書を取りにきた親と対決。
まず親から事情を聞く。
どうやら子供のほうは完全に学校に行くのを面倒くさがっている。
調査書は一通追加して発行手続きした分なのだが
それが手に入らないならその学校は出願しない
とかほざいているらしい。

「それなら受験しなくていいですよ」
と俺は言った。
受験は本人の問題。
本人がすじを通すことをしないで
それでそういう方法を選ぶのならばそれでいい。
本人が甘すぎるのだ。

他の生徒は
色々と忙しいけれどもちゃんと学校に来て調査書を受け取っているのだ。
ひとりだけそんな甘えは許せない。
そもそもそんなことを許したら本人のためではない。

大学受験はもちろん大事だが
それよりも中高6年間で
そういう筋を通すという態度を身につけられなかったことが何より残念だ。
このまま調査書を本人が受け取ってしまったら
こういうことが通用するのだと勘違いしたまま
いまの状況のまま成長してしまう。 

そういうことを説明した後で
「それでも調査書を渡さないというわけではない
渡してもいいと自分は思っている
今渡してそれで本人が自分の行動を反省してくれるなら渡します」
といったら
親は泣きながら
「今回は受け取りません」
という選択をしてくれた。
こちらの意図を理解してくれた。
 
自分でも
珍しく理の通った事を言えたなあと思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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