まだあまり実感はわかない。
あいつらを送り出して
もうあいつらが学校に来て授業することはないんだなあ
とおもうと
何だか真っ白の紙を眺めているような変な気分になる。
卒業証書授与で
生徒の名前を呼んでいくのは
はっきりいってめちゃくちゃ気持ちよかった!!
自分が名前を呼びはじめた瞬間
会場にざわめきが走ったので
何が起きたのかとおもったのだが
後で聞いたところでは
俺の声が渋いじゃん!
というざわめきだったらしい☆
これでも一応演劇出身ですから。
最後の晴れ舞台。
かっこいい名前の響きで演出してやりたかったのだ。
式はとてもいいものだった
という評判をいただいた。
(実際にはほとんどステージの袖で待機していたから
生徒の様子をうかがうことはできなかった)
年によってはふざけたやつがいたりして
式の雰囲気をぶち壊したりするのだけれど
今年はそういうこともなく
また着席しているときもしっかりとした態度で受けていたらしい。
後で聞いたところでは
なかなかそういうことは少なくて
今年担任で本当に恵まれていたということだった。
謝恩会で生徒とたくさん写真を撮り
教室で最後にクラス写真を撮って
クラスを解散した。
今年
本当に連中に育てられた。
その感謝の気持ちを伝えた。
最後のメッセージとして
「友達を大切にしろよ」と伝えた。
自分が今まで友達を大切にしてこれなかったから
連中にはこの学校で得た友人を本当に大切にしてほしかったのだ。
連中にはまだまだ言いたいことがたくさんあったし
何も大切なことを伝えられなかった気もする。
それは俺の力量不足。
でも連中はもう外に出て行ったのだから
俺のほうがある意味子離れならぬ生徒離れをしなくちゃいけない。
さあ
次に進もう。
コメント
ちょっと涙ぐんでしまいました。(TT