二日で読了。
読みながら
自分はどの階層かなー
とか考えてしまった。
自分の生活がマーケティング的にはこういう風にクラスタ化されるんだなあ
と妙に関心。
ちなみに77年生まれのワタクシは真性団塊ジュニアだそうで。
(ちなみにお袋さんは確かにぎりぎり団塊世代だけれど親父は戦前生まれ。)
現状としてはまあ中の下くらいの生活意識。
だけれど
生活欲求をみると中の上くらいの意識で生活してるらしい。
自己分析ができる点でもおもしろい本だけれど
やはり今の仕事を鑑みると
この階層化社会の問題が思いっきりヒットしてくるところなので
他人事ではいられないのだ。
すなわち。
私立の一貫校なんて
まさしく階層を固定化するためのフィルター。
その中で働く自分としてはこういう現状を的確に把握しておかなければならない。
その理由。
一つにはうちに入ってくるような子の家庭が
一体何を求めているのかということを知るため。
もう一つは自分が毎日やっている仕事が
将来の社会にどういう結果をもたらすのかを考えるため。
たかが一教師の仕事が社会に大きな影響をもたらすわけではないけれど
しかし自分が育てた生徒の人生には大きな影響を及ぼす。
ニートははっきり言って憎い。
(該当する人すみません)
朝からパチスロ屋の前でうんこ座りしてる同い年くらいの人たちをみると
複雑な思いを抱く。
すでに
そういう人たちと自分とを分けて考えようとしている。
それは
分けるべくして分けているのか。
それとも差別なのか。
今の世の中の風潮は
これを当然の分類としていこうとしている。
差別を当然視していこうとしている。
努力不足の結果として。
しかし
階層が固定化しつつある今の世の中にあってそれは
階級差別的なものにつながりかねない。
小泉改革が格差を広げた!
という論調が強くなっているけれど
今までいまいちその具体的な根拠がわからなかった。
未だにデータとしては納得できないんだけれど
この本はその問題について考えるヒントをくれる。
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