ターニングポイント?
2006年7月10日 リビング自分にとっての最大のターニングポイントは25歳だった。
29歳はどうか。
言われてみればたしかにここらへんにマイルストーンが置いてある。
今まで歩いてきた道のりに想いをはせる場所。
そしてここからの道のりに想いをはせる場所。
ある人はここで立ち止まり進むべき道に思い悩む。
今日友人とファミレスで2時間ほど語り合った。
転職を考えているという。
彼の今の待遇から考えれば当然の選択といえる。
しかし
彼の話からその先が見えてこない。
何をしたいのか
というか自分をどう作り上げていくのか
そこが見えてこない。
現実可能な目標に向けて彼が具体的にどう動いていくのか。
たぶん彼自身が迷っているんだろう。
30年の積み重ねは無駄ではない。
その積み重ねをどういう風に利用していくのか。
それが30代の課題ではないか。
「而立」。
職業とか経済的とかそういう意味での「自立」じゃなく
人間としてどういう風に自分を作り上げていくのかという「而立」。
それができてやっと「不惑」にたどり着いていくはず。
自分はどうか。
この頃思う。
「自分」を作り上げるのは大きな野望とかビジョンだとかではなくて
小さなディティールの積み重ねなんじゃないかと。
それはたとえば
人との会話の中の何気ない一言にどれだけ繊細でいられるかとか
日々の生活の中で一つの動作にどれだけ神経を行き渡らせられるかとか。
きっと「自分」を作り出すのは
頭の中の「考え」ではなく
実際に「自分」から生み出される動きや言葉のはずだから。
その一つ一つが精緻なものならば
きっと「自分」も精密に作られていくはず。
「ディティールに神は宿る」。
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