林間学校でケンカ発生。
ケンカぐらい普通に起きるものだと高をくくっていたのだけれど
そして一応けがもなかったんだけれど
被害者の親が過剰反応。
担任(つまり自分)と教頭とで面談し
学校としての暴力に関する見解を聞きたいとのこと。
きょうは加害者の親も電話をかけてきて
今度面談をしたいとのこと。
こちらは子供の学校での状況をもう一度確認したいとのこと。
両者に共通しているのは
以前からちょくちょく暴力沙汰(?)を繰り返していた加害者に対する
担任たる自分の対応を聴きたいのだと思う。
加害者の子がしばしばいろんな子にちょっかいを出していたことは知っていたけれど
個性の一部だと思いあまり気にとめていなかった。
しかし
やはりそれでは結局担任として機能してないわけで。
そしてこういうことが起きてしまったりして。
なんだか自分の無力さを実感。
生徒の状況を把握しきれていないじゃないか。
生徒をも守れていないじゃないか。
コメント
>生徒の状況を把握しきれていないじゃないか。
>生徒をも守れていないじゃないか。
こんにちはです、中野@最底辺校です。
ひとりひとりの生徒の状況なんて、把握しきれないですよ。
人間関係やものの考え方も、日々ころころ変わる年頃ですし。
把握しようと努力すると、かえって生徒にけむたがられて、
生徒と担任の関係がギクシャクしちゃうんじゃないかなー。
担任として機能していないとか、生徒を守れていないとか、
自分で自分を追い詰めるのはよくないですよ。
しかし保護者の過剰反応って参りますね。
ぼくは単なる教科担なのですが、担任+複担任と家庭訪問
の毎日です。
http://blog.so-net.ne.jp/hnberg/
暴力をふるった際には、何がきっかけでどういう経緯でそこに至ったのか、両者からもまわりからも事情聴取をして、それぞれの保護者に連絡する、ということを日常しているのです。
それこそ、わかるまでは学習そっちのけで。(といっても程度はありますが)
わたしなぞは若くてなめられがちだったので、それこそ言葉の端々までなぞり、親のつっこみどころがないようにして、お電話です。そして最後には「ご心配をおかけしてしまって申し訳ありません」だもの。悪いのは子どもなんだけど、そういっておかないとなかなかね。納得しないのさ、親は。こっちがそういえば、「いえいえうちの子が悪いんです」と素直にいうのでね。
でもそんなことは中高ですることじゃあないだろうしね。難しいですね。
しかも入学したてで親も不安なとき。
そのくらいに細かいケアが必要だったのだろう。
今回の事件については被害者のお母さんには
林間学校に迎えに来たときに説明したんだけれど
どうにもそのときの感触が悪く。
加害者の親御さんにも説明したけれど
それ以前の日常の様子を面談の時にも説明しそびれていたから
そのところで不安に思われたのだろう。
中学の難しさを実感。
高三からいきなり中一って
実はこういうところの適応が難しい。
今は仕方ないから今度の面談でしっかりと説明し
向こうの言い分を聞くしかない。
生徒のいい部分を見てあげたいという気持ちが先行し
問題とすべきところを軽視してしまった。
担任としてすべき責任というものがあるはず。
建前やきれい事だけでは責任はとれない。
やれやれだ。