小さい頃からお世話になっていた伯父さんが亡くなった。
色々な雑学に精通していて
特に落語や浅草や千社札や木版画に詳しく
いつもいろんな話を聞いていた。
小難しい話を説教する自分の父親よりも
この伯父さんの話の方が自分としてはとても好きだった。
たぶん自分の根っこの方でかなりこの伯父さんから影響を受けていたんだろうな。
もう少し話を聞きたかった。
伯父さんの死を看取りながら
今更ながら
死ぬってなんだろうとか考えてしまった。
もう二度と話すことができないんだな
とかぼんやりと考えたんだけれど
何だかはっきりとした考えが出てこない。
思い浮かぶのは伯父さんの顔とか話す声だけ。
人が死んでしまうことに
なれてしまったのかな…。
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