自分とかいうものをとりあえず固定しないで
他人との接点からどんどん境界線を揺るがしていく。
次々と波紋が広がって
そのうち「自分」の輪郭が崩れだして
そして波紋が収まった頃に
また新しい輪郭が見えてくる。
アイデンティティーなんてものを信じない。
個性なんてものを信じない。
自分なんてものを信じない。
世界と接触するときに感じることが世界を決めていくものらしい。
逆に言えば
世界と接触するときにはじめて「感触」というものを作り出す。
色即是空。
空即是色。
もし自分というものを仮定するなら
それは
何かとふれあうことで初めて確認できるもの。
何かとふれあって初めて形作られるもの。
過去や経験や知識やそういうものは
何かとふれあって「自分」を確かめるときには
邪魔者以外の何者でもないらしい。
今年は何とふれあうのだろう。
今年は何とふれあうことができるのだろう。
ふれあうものが「自分」を作り出す。
何とふれあうかぐらいは貪欲に選んで
進んで出会いにいきたいものだ。
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