玄侑宗久『現代語訳般若心経』。
2007年1月4日 書斎実はこのひとに実際にあったことがある。
生原稿をみせてもらったことがある。
まだ芥川賞をとられるだけれど。
それはともかく
今まで般若心経の内容も知らなかった自分。
ちょっと恥ずかしいので評判のこの本で勉強しようとおもった。
それで感じたことは昨日書いたとおり。
宗久さんの解釈や解説が色々な哲学や科学を例に挙げていて分か
りやすかった。
でもそれが大事なのではなくもっとすごいことがある。
読んでいて
「これはこういうことなのでは?」
と思うと
自分が思ったことについてちゃんと解説してくれる。
これってめちゃくちゃ気持ちいい。
自分が感じた発見や疑問にすぐに答えてくれる快感。
読書の醍醐味。
自分の知がつながっていく愉しさ。
でも
分かったようで実はまだ掴み切れていないことが多い。
さすがに一回では理解できないことも多い。
この一冊だけですべて理解できるとも思ってない。
でも
西洋科学にはないもっと根源に迫る思想を
やはりはっきりと観ておいた方がいい。
日本人には多かれ少なかれそういう無意識の思想が染みついているらしいよ。
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