オトナが一から十までくどくどと始動をすると子供は疲れてしまう。
しかし子供はオトナが見ていてくれることを望んでいる。
そこのバランス。
子供の自主性を伸ばすことと放任主義とどこが境界線なんだろう
と考えることが最近多くなった。
そしてひとつ手がかりのような手応えのようなものを得た。
それは
簡単で分かりやすい基本的な方針を明言するということだ。
今のクラスで年度初めに言ったことは
「挨拶をしっかりやろう」
それだけ。
しかし
それだけのことでけじめとメリハリがつき
授業に集中力が生まれ
ストレスは生じなくなり
教師との信頼関係が生まれ
教師は細かいことをいちいち始動しなくてよくなる。
そして毎日の生活についてこちらが何も言わなくてもしっかりと動くことができる。
まだ「自主性」や「自治」というところまでは行かないけれど
自分たちで生きていける手応えを彼等が感じられれば
そう遠くない未来には自分たちの生活を自分たちで作っていくことが出来るだろう。
オトナとしては寂しいところもあるけれど
ちゃんと子離れしていかないといけない。
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