1Q84 BOOK 1
2009年7月7日 書斎今ゆっくり読んでます。
でもなかなか進まず。
だけれど
いままでのムラカミワールドの中で
いちばんしっくりきます。
今までの作品はそのワールドに追いつくのが精一杯だったんだけれど
今回はすんなりとその中に入ってしまった。
「近未来小説」ならぬ「近過去小説」
という説明がどこかでされていたけれど
読んでなるほどなと思いました。
いまこうしているときでも世の中はすこしずつ
でもどうしようもないちからで動いていて
あとになって
あのころに世の中は何か変な方向に動いていたんだ
と言うことに気づく。
いまでも何となく世の中が変だ
というのはだれもが口ずさむフレーズだけれど
でもその実態をなかなか説明できない。
そんな
世の中の蠕動を書いているのかな
と。
まだ第1巻の終盤なので
これから先の展開が楽しみなのです。
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