地震後の首都圏の混乱で
3月末の仕事が全くなくなってしまった(別に職を失ったわけではない)。
この3連休も
本来の予定ならすべて埋まっていたのだけれど
それもすべてキャンセル。

なので
朝は寝坊ができて
10時くらいまでうだうだして
掃除も洗濯も心置きなくできて
そしてなにより本をだくさん読める。
年度末に経費で買い貯めした専門的な本をここぞとばかりに読みあさる。

今日も一冊読み終わり。


そのいっぽうで
棚の中が空っぽで少し薄暗いスーパーの様子を見て
そんななかであれがないこれがないと不安がる世の中の様子を見て
こんなことも考える。

もののありすぎることが当たり前の世の中で生きてきて
ここでようやく本来あるべき姿が見えてきているのかもしれないと。
仕事で忙しすぎて何のゆとりもない毎日を生きてきて
ここでようやく本来あるべき姿が見えてきているのかもしれないと。


どこぞの都知事の確信犯的な発言ではないけれど
しかしあまりに物欲にとらわれていろいろなものを見失ってきた自分たちは
今少し冷静になって
地震の前の姿に戻るのではなくて
あたらしい姿を模索しなければならないのだろうと思い始めている。
ないものを求めて長蛇の列を作ったり
失うことを恐れて買いだめをするのではなく
ないということを受け入れて生きていくことが
首都圏には必要なんじゃないかと思う。
少なくとも
まさしく全てを海の彼方に流されて
ないということを受け入れざるを得ない人々が北の大地にたくさんいらっしゃるのだ。

 
 

 

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