(だいしらず)                  よみ人知らず

いまさらに雪ふらめやもかげろふのもゆる春びとなりにしものを




                               凡河内躬恒

いづれをか花とはわかん古郷の春日の原にまだ消えぬ雪




     家百首歌合に、余寒の心を        摂政太政大臣

空はなほ霞もやらず風寒えて雪げにくもる春の夜の月




     和歌所にて、春山月といふ心をよめる      越前

山深みなほ影さむし春の月空かきくもり雪はふりつつ




     詩をつくらせて歌にあはせ侍りしに、水郷春望といふ事を
                               左衛門督通光

みしまえや霜もまだひぬあしの葉につのぐむ程の春かぜぞ吹く
 
 
 
 
 
 
☆やっと少し風が温みて春の気配です。「春」が来るまでは意外と長い。
 
 
 



コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索